not enough

欲しがって ケモノになって

2016年9月の博多座に戻りたい(ジャニフワの話)

 


2016年の10月から常に思い続けてることではあるんですけど、いまだに2016年の9月の博多座に戻りたいと思っています。

なんでかって、そりゃもちろんジャニーズフューチャーワールドが公演されていたからです。
9月に入ったら懐古しようと思っていたのに気付いたら初演の日になってました。リアルな話、実際の2016年9月ごろは前職で死ぬほど病み散らかしていた時期(はじめて心の医者に掛った時期)なので戻りたいかと言われると全然戻りたくない。けど!!!たった一日、2016年9月24日に戻してほしい。多分、いや確実に一生縋る。


そもそも見に行くつもりもなく、ぶっちゃけ博多座に来ることもうっすらとしか知らなかったレベルなのになぜ行くことになったのか。大きく2つの理由があります。


1つ。これは身バレ覚悟で書きますが、後輩が出演することを知ったこと。

詳しく書いちゃいけないような気もするので今更書きませんけど、大好きな人たちの舞台に後輩たちが出演するということでこれは見るしかない!と思いました。そして単純に嫉妬心。だってどうやったって私の立てない舞台にいるんだもん、私だって彼らと階段に立ってノイナしたかったし!!!岸くんの下でブンブンしたかったし!!!たとえ私があと2年遅く生まれていて同じ環境にいても私にオファーは来ないじゃないですか、女だから。ズルい。って本人たちにも言いましたけど彼らはなんのこっちゃわかってませんでした。ノイナのありがたみを知れ!!!(過激)


2つめ。大方こちらが理由ですが、藤原丈一郎が出演するということ。
いや、正しくは藤原丈一郎と松倉海斗が同じ舞台に立つということを知ったからです。

博多座公演にじょうくんが出演することは、事前に知らされていたことなのか幕が開いて判明したことなのか知りませんが、当時完全に隣の国のオタクだったが私にはまったく情報が入ってきていませんでした。後輩のことを聞いて見に行きたいな~とぼんやり思っていたところに、幕が開いた途端、突然の関西Jr.出演の文字。1時間後には諭吉1人にサヨナラを告げていました。2016年ベスト軽率オブザイヤー受賞です。

じょうくんが出るとわかって、すぐに連絡をくれた友達が何人かいました。丈の名前見て○○しか思いつかなかったよ~!って嬉しいこと言ってくれる友達ばっかりでまず泣いた。私一応ヲタ卒って言ってるしなんなら知念担のままなのに勝手にイコールしてくれてたなんて。まあ単に藤原丈一郎で連想する人が物理的にいなかっただけなんでしょうけどそこはいいように解釈させて。

今思えばこの頃からじょうくんを見に行かなきゃという衝動に駆られていたわけですけど、この「行かなきゃ」っていう使命感は、ヲタ卒を感じる義務感からの「行かなきゃ」とはまた違っていて、これに行かなきゃ後悔する!って直感的に思って感じたものです。というのも、おそらくじょうくんと海ちゃんが同じ舞台で踊る唯一の機会になるんじゃないかと思ったからです。

 


松倉くんの話をします。(唐突)

松倉海斗との出会いは2012年のHey! Say! JUMP ASIA FIRST TOUR in 横浜アリーナでした。自チケで花横も外周横も2回ずつ引き当てたのに完っっっ全に自担に干されてやけくそになっていた私に素晴らしい笑顔を向けてくれたのが(恐らく)松倉海斗くんでした。(恐らく)というのは、当時関東のジュニアに全然詳しくなかった&暗くて見えなかった&干されに次ぐ干されで感情が無になり外周を楽しそうに走るジュニアたちにぼんやりと団扇を見せていただけなので反応されると思ってなかったので、何が起きたかまったく理解できてなかったせいです。後日、あの時列の最後尾にいたのは誰かとみなさまに聞いたところ多分松倉海斗じゃ?となりました。ですから今でもあのときの可愛い少年が海ちゃんだったのかは曖昧です。だけども、その後松倉海斗という名前を検索して、気になって、少クラで注目するようになって、そのダンスに惚れ込んだのは事実です。あの日から私は、シンメより1歩前に出て踊る姿が大好きです。

 


といった具合に東西で1人ずつ踊る姿が大好きな子がいて、その2人が共演するどころか相まみえることすら奇跡で、でもそれをずっとずっと願ってきました。

私の中でダンスのタイプを分けた時、2人は同じグループに属します。ちょっと力みすぎかなと思うくらい力のこもった動き。はっきりと歌詞をたどる口。伸びた指先。指先を見る目線。特に海ちゃんが、視線が必ず伸ばした指の先にあるのがすごく好きで、その力強い瞳が大好きです。そんな2人が同じ舞台に立って、共演することがオタク人生での夢でした。西と東のジュニアの共演自体が夢のような話なのに、無所属の2人が共演するというさらに先の夢。私の努力なんか微塵も影響しない事柄だけど、口に出し続けることって大事なんだなぁと心から思いました。


OPからその夢が目の前で具現化されていて、涙が止まりませんでした。あの瞬間博多座で1番頭のおかしいやつだった自覚はあります。始まって間もないのにボロ泣きしてるんだから変人極まりないですよね、わかります。でも私は松倉海斗と藤原丈一郎が同じ板の上に立っていることが本当に本当に嬉しかった。人生で初めて「夢が叶った瞬間」をはっきり目の当たりにしたと言っても過言ではない。この夢が叶ったら死んでもいいと豪語していた私はそのまま二階席から転げ落ちて死んでもいいとさえ思った。(なんなら次の日から始まる仕事での地獄を想像したら今が確実に幸せのピークだし死ぬなら今が良いと思ってた)大袈裟だけど、私にはそれくらい一大事でした。

 

個人的に一番興奮したのはBeat Lineかなぁ。特に好きな曲の中でも1.2を争うこの曲にのせて、2人が踊る姿を見れたこと。最高の一言に尽きる。ただじょうくんは上手でたしか海ちゃんは下手で、2人を一度に双眼鏡の画角におさめるのが困難すぎた…双眼鏡はずすと見えるんだけど細かいところが見えないし、野鳥の会としてはやっぱり双眼鏡でくまなく見たいけど1人しか見えないし…っていう葛藤。結局双眼鏡で見ちゃ外し、見ちゃ外しを繰り返しました。絶対映像にならないことわかってたし、その公演しか入れなかったし、もう二度とないかもしれないその光景にもう血眼。必死。本当に<●><●>こんな感じだった。

海ちゃんで一番印象に残ってるのは、やっぱり戦争のシーンですね。海ちゃんの演技を見る機会がそんなになかったから、あんなふうに演技するんだって知って胸が熱くなりました。こじに縋ってる体勢だから表情はあんまり見えなかった記憶だけど、海ちゃんのことだからきっと表情までばっちり入り込んでたんだろうな。海ちゃんの表情の変化って好きなんですよね。曲によって全然違うの、当たり前だけど。そりゃあCANDYとBlack Cinderella同じ表情だったら逆に引くもんね。でもなんていうか、それが悪いとは言わないんだけど、いつも同じ表情の人もいるわけじゃないですか。全部真剣な顔で踊る子もいるから。海ちゃんはきちんとニコニコもして、キリッとクールな表情もできて、TPOで使い分けてんなあって思います。そのひとつがあの演技シーン。あれは演技の表情と声色だったんだもんね、かっこいい。戦争ものを見て胸が痛む感覚を、あの一瞬のこじと海ちゃんのシーンから感じ取れました。

じょうくんに関しては特筆する必要があるかすら疑問ですけど、コントのシーンは相変わらずで安定した笑いをお届けするあたり本気で「芸人兼ジャニーズ」だなぁと。博多座の舞台でも物怖じしないよねほんと。この人にはある意味、時と場所は関係ないのかもしれない。どこでも彼のステージになっちゃう。10年も人の後ろで踊ってきているのに一瞬で主役になれるんだから憎い。けどそういうとろが好きだよ(唐突にデレる)。


たった1公演しか観劇できなかったけど、それでもその1公演が最高でした。何度も観劇した人にとってはその中のたかが1回のマチネにしかすぎないけど、私にとっては特別な1公演でした。何十公演あるうちのたった1回だったけど、あの日あの時に観劇できてよかったです。ずっと共演してほしかった2人(に加えて後輩と)がまた同じ舞台に立つことは恐らくないけど、ないから、行かなきゃ!って思った直感的な謎の使命感に従ってよかった。というただの懐古記事でした。

 

今年は1年ぶりに同じ博多座で、またステージ上の海ちゃんに会えるのがすごく楽しみです。
SHOCKまで1ヶ月。早く観たいなぁ。